2024年3月21日木曜日

長津田の高尾山

 10年前の写真。
父に、『婆さんの出身地の長津田に、標高100ⅿの高尾山あるの知ってる?』
知らなかったので、一緒に行きました。横浜市緑区長津田

鶴見川水系からは、少々登った場所に、ぽつねんと鳥居が。







飯縄神社(いづな)が頂上に。

後ろに見える大きな建物は、東京工業大学すずかけ台キャンパス。






【長津田十景】の看板
以下、書きうつします。
⑤高尾暮雪(たかおぼせつ)
高尾山は、1等三角点が存在すことからも分かるように、周囲をよく見晴らせる非常に眺望のよい場所である。
山頂には飯縄神社がある。
暮雪は遠くに雪を頂いた山を見渡すイメージ。
緑区で一番高いところに位置し標高100.5ⅿあり、ここを分水嶺として南東は緑区岩川へ、西は瀬谷区へとそれぞれ水源をなしていました。辻を眼下に見下ろし、その果てる所は大山や丹沢連峰が横たわっています。
(長津田地まちづくりの会 緑区チャレンジ提案事業)
天候に恵まれませんでしたが、十景に選ばれる通り、比較的平らな相模原台地がよく見え、広く見渡せる地でした。






東京都とも神奈川県とも、とれる町田(かつて三多摩全体が、神奈川県だった時期もあるし)方面も、よく見えます。
実際、旭区三川井地区の人間は、少し前まで、よく町田に買い物に行っていたらしい。周囲で一番行きやすかった場所なのか、八王子往還・町田街道で、高低差が少なく人の移動、縁戚関係も多かったようです。



少し移動すると、反対側(東側)には、東名高速道路が見えます。






長津田十景にも説明があった、1等三角点。







吹きすさぶ強風でねじれながら育ったのか、巨木があり、その前に石碑。(風化して文字が読み取れなかった)






長津田の氏子の方々が守ってきた社殿。







飯縄神社(高尾さま)御由緒
鎮座地 
横浜市緑区長津田町字西の原(高尾原)
 当地は標高100余メートルで、市内唯一の一等三角点があり、横浜市北部方面で最も高く、眺望のよい場所である。
御祭神
飯縄大権現(イヅナダイゴンゲン)
祭 事
毎年四年上旬の休日
 この神社の御祭神である飯縄大権現は、八王子市にある高尾山薬王院の飯縄大権現を勧請したものと伝えられている。また、飯縄大権現は不動明王の化身とも言われて、いろいろな苦しみを除いたり、福を授けたりする霊験あらたかな神として信仰されてきた。
 この飯縄大権現が長津田の地にいつ頃勧請されたのか定かではないが、古老や篤志家によれば、次の通りである。
一、寛文六年(1666)の頃の検地帳に高尾原という地名があるので、そのころすでに勧請されていたものと思われる。
二、文化十一年(1814)に社殿が再建されており、病魔退散、養蚕の守護神として信仰されていた。
三、長津田の領主であった岡野家から供本を奉献されていた。
四、大正十年(1921)と昭和三十五年(1960)ぶに社殿が朽廃したので、再建されている。
五、この神社は昔から福泉寺が神守として管理し、祭礼を主宰している。
 この度、辻、岡部谷戸の氏子並びに崇敬者の寄進によって、銅板葺九尺二間の社殿が造営され、平成十一年三月吉日、竣工報告をかね、例祭を執行した。
 この飯縄大権現を信仰するものが、あらたかな霊験による御利益をいただいて安らかで幸せな暮らしができることを、祈念するものである。

氏子中一同

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