2024年3月3日日曜日

15年前の鎌倉(大銀杏が健在)


 鎌倉といえば、鶴岡八幡宮。






公暁が実朝暗殺のために、隠れていたとされる大銀杏(おおいちょう)は、まだ健在。

15年前には。






平家池の上に、浮かぶように建てられた『鎌倉文華館鶴岡ミュージアム』。
当時は、神奈川県立近代美術館という名称でした。

自然光と、池からの反射光が、調和していました。





池の向こうに、源氏池と分かつ橋。大鳥居も見えます。
父曰く、高名な方の設計らしいぞ。厳島神社は、長い歴史と、見る人を圧倒させる力がある。この建物の良いところ、思い切ったデザインは素敵。ただ、まだ私が理解するには、若いのかな。鉄骨のサビ、水中の基礎、鉄筋コンクリートのメンテナンス、大変だろうね。住みたくはないな。と、建築屋らしからぬ発言。
私も、近代美術というものを理解するには、幼すぎました。


うーん。よく分からない。
ただ、天井にゆらゆらと写る、水面の影が、非常に心惹かれました。






うーん。
メッセージがあるんだろうな。
父は、『世間がこれこれだと言うから良いもの』の、″これこれ”を敢えて見ないで、前知識なしで、観て、感じて、自分が良いと思うかどうかという直観的動物なので・・・。



別館。何か圧倒される。凄いかも。
父:よく、あんな重そうな塊、浮かしているように作ったよね。そう感じた時点で、恐らく設計者はほくそ笑んでいると思う。施工者泣かせだけど、それが芸術らしい。
建築における芸術は、重力に反する点に、重きがあるようだ。あと何年存在しているのだろうか。
と、ぶつぶつ言いながらも、展示物を食い入るように観ていました。どうせ、忘れちゃうくせに。



こっちも、実際にオーバーハングしています。
同時に彼らが尊敬してやまない、ル・コルビジェの作品は、シンプルなのに、威厳を感じて素晴らしい。フランク・ロイド・ライトはとても分かりやすく格好いい。


私も父に似ていて保守的なのか、日本の気候風土に適したつくり、繊細な美しさの連続のなかに、しっかりとした大胆な形状でまとまっているものが好きらしい。
この御霊神社は、全国の神社のお手本のような作りで、何故かいつみても飽きない。

ただ、この作りも大きな屋根で覆われ、軒の出が大きくて格好はよいが、その分、地震・台風等の多い日本では、不利な条件が多いのに、長年の蓄積の上で、今の姿がある。
昔から、日本人も、重力に逆らう 或いは、自然と融合しながらチャレンジする精神性を持っていたのかなと。出雲大社が、巨大な建物だった痕跡が見つかっているが(高さ48mか96mと推定)、大風のたびに倒れて、現在は24m。それでも、平屋で24m(ビルならば、8階建て程度)もある木造建築。日本人も、なんだかんだ大きいものに魅かれるらしい。

祖父の勤めていた保養所に、泊まらせてもらった。建物は味があるし、庭も凝っている。(旭区の造園屋さんが入っていた)






江ノ電300形305編成。
もう70年近い車齢(台枠はもっと古いらしい)にもかかわらず、現在も頑張っているらしい。




鎌倉で、ちょとしたお買い物は、小町通り。
現在の方が、もうちょっと洗練されている感じがします。






鎌倉駅のガード下から。
東海道本線では、まず見る機会がない、国鉄のL特急(国鉄色)。
団体列車かな。







紀伊国屋の前庭にて、島根 千原神楽団さんが、演じていました。
ヤマタノオロチ退治のシーンか。

正月っぽいイベントで、貧乏子だくさんの我が家にとっては、無料で見られた楽しい思い出。


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